公会計制度見直しの動向

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アメリカでは自治体が倒産する

 公会計の破綻について複式簿記の導入がないから、という議論があるが、アメリカでは自治体が普通に倒産するようだ。
 ロイターが7月12日に掲出していた「米カリフォルニア州で自治体破綻、先月以降3件目」〔サンフランシスコ 11日 ロイター〕によると、米カリフォルニア州サンバーナーディーノ市(人口21万人)議会は10日遅く、市が連邦破産法9条の適用を申請することを決定したという。カリフォルニア州では先月以降、ストックトン市(人口約30万人)、マンモスレイクス町(人口約8000人)が相次いで破産法の適用を申請しており、自治体の破綻はこれで3件目と記事は伝えている。サンバーナーディーノ市の破綻は事前に予想されておらず、同市検事は前日、財務報告が長年にわたって偽造されていた可能性があると指摘していたが、この日は「意図的な犯罪行為があったかは不明」と発言し、同市市長は「財務分析がずさん」だった可能性があるとの見解を示したとか。同市では住宅バブル崩壊で収入が急減しており、市場ではカリフォルニア州で今後も自治体破綻が相次ぐのではないかとの懸念が浮上しているとのこと。
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