公会計制度見直しの動向

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愛知県が東京都方式

 日テレニュースが11月2日「9:09 中京テレビ」として掲出している「「複式簿記・発生主義」導入へ 愛知県」は、愛知県がすべての事業で「財務諸表」を作って管理する新たな「会計制度」を来年度から導入する方針であると報じるもの。記事によると、愛知県が新たに導入するのは「複式簿記・発生主義」という公会計制度で、県によると、公会計制度は愛知県の全ての事業を約280の管理事業に分類し、事業別に人件費などを明記して「財務諸表」を作成し、その結果を評価して次の予算編成に活用するものという。これまでは現金の出入りを歳入と歳出で管理する単式簿記・現金主義方式で、人件費などは一括で扱うため事業別のコストが分かりにくい面があり、また、県所有の建物などについても新たに固定資産台帳を作り、一元管理するということで公会計制度とともに来年度から導入する方針と記事は伝えている。

 愛知県サイトには11月1日に「愛知県における公会計改革の取組」というページができている。これによると東京都方式のようだ。東京都サイトにある「新公会計制度普及促進連絡会議」のページも紹介している。
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