公会計制度見直しの動向

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財務会計基準機構が公会計へ乗り出す

 日経サイトが12月30日に掲出した「財務会計基準機構、自治体会計に進出へ」という記事によると、企業会計基準委員会(ASBJ)の上部組織である財務会計基準機構が、地方自治体の会計基準づくりへの参加を視野に入れ、このほど開いた理事会と評議会で、事業内容を定めた定款本文中から「企業」の文字を削除する変更案を了承したという。記事によると、金融庁の認可を得て来年4月に変更する予定のようだ。「いまだ統一基準が定まっていない公会計の議論が加速する可能性がある」と記事にあるが、国際公会計基準があるわけだから、誰が制定主体の問題しかないわけで、そこをこそ語るべきだろう。
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Comments

財務会計基準機構は金融庁(旧大蔵省)所管、ということは財務省vs総務省の戦い。
果たして自治体から出捐が集まるのだろうか?
国際的なエクイティファイナンスをする企業にとってはIFRS(国際財務報告基準)が重要なのはわかるが、自治体にとってIPSAS(国際公会計基準)は本当に必要なのか?
ブラック | 2009/05/09 01:19 AM

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財務会計基準機構加入止めない?? | 投資一族のブログ | 2012/04/11 09:10 PM
財務会計基準機構とは、下記のWebによる目的及び事業を抜き出してみよう。 https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/fasf/apercu/  財団は、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準の調査研究・開発、ディスクロージャー制度その他企業財務に関する諸制度の調査研究及びそれらを踏まえた提言並びに国際的な会計制度への貢献等を...