公会計制度見直しの動向

<< 地方財政審での議論 | main | 神奈川県の「見える化」 >>

町田市が事業別財務諸表を作成

 タウンニュース町田ページに8月29日号として掲出されていた「町田市 事業別にコストを明示 全国初 新公会計方式導入」によると、町田市は新公会計方式による財務諸表に加え、事業別の財務諸表を公開したという。新公会計方式は従来の官庁会計に加え、民間企業が取り入れている複式簿記の手法を取り入れたもので、24年度から新公会計制度を導入しており、事業別財務諸表の作成は全国市町村で初の試みと記事は伝えている。今回公開した事業別財務諸表は、24年度に実施した270事業を掲載しており、各一覧には事業ごとに組織のミッションや事業概要、成果を明記しているので、事業の費用対効果を検証しやすくなっているという。またコスト分析も掲載し、「利用者1人あたり」、「開催日数あたり」でどれくらいのコストがかかったがわかるようになっているとのこと。石阪丈一町田市長は「民間企業が取り入れている普通の会計方式を導入することで各事業の財務上の課題が見えやすくなる。毎年行うことで、コストと成果を比べることができるので、財務状況、事業の改善点も明確になり、今後の市政運営にいかしていきたい」とコメントしているという。

公表資料:町田市の新公会計制度について
comments (0) | trackback (0)

Comments

Comment Form

Trackbacks