オーストラリアがセクター・ニュートラルの勘違いに気付いた模様
「会計・監査ジャーナル」2007/3に載っている第17回世界会計士会議イスタンブール大会リポートで、オーストラリア政府のCFOの話として次が紹介されている。
当然といえば当然の話だ。財産保全と損益期間計算のための会計統制と、公共財提供費用の支弁と財源確保のための会計統制を同一に取り扱えると考える方がおかしい。
オーストラリアは、これまで公会計改革のアプローチとして「セクター・ニュートラル」を採用し、公的セクター特有の事象を除いては、原則として公的セクター・民間セクター(営利企業)に同一の会計基準を適用してきた。しかし、公的セクターの性質が民間セクターと根本的に異なること、財務情報の利用者が民間セクターとは異なることから、現在、セクター・ニュートラルのアプローチを再検討するプロジェクトが進められている。
当然といえば当然の話だ。財産保全と損益期間計算のための会計統制と、公共財提供費用の支弁と財源確保のための会計統制を同一に取り扱えると考える方がおかしい。
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